| 現代において台湾が初めて世界に大きな影響力を持つようになったのは、グローバルなIT産業における重要な一員としてである。台湾のハイテク企業の発展は、政府による科学応用の奨励支援策によるところが大きい。
政府は長年にわたり、数々の投資優遇策と支援を提供してきた。例えばシードファンドを設けて100近いビジネス・インキュベーター・センターを設立しており、その多くは大学によって運営されている。政府の支援を受け、工業技術研究院(ITRI)と国家実験研究院(NARL)、資訊工業策進会は、台湾がテクノロジー・パワーハウスへと大きく飛躍するに当たって重要な役割を果たした。これらの機関は基礎研究を指揮し、サイエンスパークの構築を支援し、民間部門の研究開発と新技術調査を援助してきた。
工業技術研究院は、世界の二大カスタムICチップメーカーであるTSMCやUMCなど、グローバル市場で重要な地位を占める企業の設立にも力を発揮した。技術革新の最先端をリードする工業技術研究院は2008年、オンチップAC LED照明技術において米国のR&Dマガジンが主催するR&D 100 Awardを受賞した。
台湾のサイエンスパークは、情報通信技術(ICT)やバイオテクノロジー、精密機械、ナノテクノロジーなどの分野での飛躍を追求する企業の本拠地であり、これらの企業の秀でた業績は国家の研究開発力を示している。2008年、米国における台湾の特許取得件数(特許6339件、意匠1423件)は米国、ドイツ、日本、韓国に次いで世界で5番目に多かった。
バイオテクノロジー産業は今後劇的な成長を遂げると見られているが、それは台湾各地に十数のバイオパークが設立されてきたことによるところが大きい。バイオ関連の研究開発には、環境バイオテクノロジー、生薬、製薬、ワクチン開発などがある。2007年下半期、バイオテクノロジー開発センター(DCB)の生薬研究チームが、漢方による糖尿病外傷治療薬を開発し、台湾で開発された生薬として初めて米国食品医薬品局(FDA)によって第二相臨床試験の許可を受けた。
ナノテクノロジーの分野では、高付加価値産業の確立と従来型産業の転換に焦点を合わせた産官学の協力が重要な役割を果たしている。研究チームは、医療応用を目指した蛍光ナノダイヤモンドや、有機発光ダイオード(OLED)の光放射効率向上のためのナノワイヤーなどの最先端技術の開発に取り組んでいる。これらの努力は、幸福な社会実現と持続可能な発展のための科学という台湾の貢献を示している。

最先端のバイオメディカル研究は、台湾の次の競争力ある分野として政府が優先的に推進している。(黄仲新撮影)
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台湾のIT製品‧サービスの生産高とグローバルシェア(2008年) |
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世界1位 |
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項目
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生産高
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| 単位:100万米ドル |
シェア(%) |
| カスタムICチップ製造 |
13,612 |
64.3 |
| マスクROM |
344 |
98.7 |
| ICチップパッケージング |
7,038 |
47.3 |
| ICテスティング |
3,063 |
65.2 |
| TN/STN LCDパネル |
1,118 |
29.2 |
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世界2位 |
| ICチップデザイン |
10,712 |
25.2 |
| DRAMチップ |
4,900 |
20.0 |
| OLEDパネル |
241 |
34.4 |
| 大型TFT-LCDパネル |
26,540 |
37.0 |
| 中小型TFT-LCDパネル |
4,318 |
21.2 |
| LED |
1,258 |
18.6 |
| ICサブストレート |
1,968 |
26.9 |
資料:経済部 産業技術情報サービス計画
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